【3月10日 AFP】日本政府は10日、緊急備蓄米の放出に向けた入札を開始した。急騰するコメの価格を抑えるための措置だ。

コメ不足は、昨夏の猛暑による不作から、「巨大地震」警告によるパニック買いまで、さまざまな要因が引き金となり、価格は1年でほぼ倍増した。

一部の企業が在庫を抱え、販売に最適なタイミングを見計らっているとの指摘もあり、こうした動きも価格高騰に拍車をかけた。

日本は緊急時に備え、約100万トンのコメを備蓄している。これまでこれまでにも災害時に備蓄米を放出したことはあるが、供給チェーンの円滑化を目的とした放出は1995年の備蓄制度開始以来、今回が初めてとなる。

農林水産省は12日までに、放出されるコメ15万トン分の落札業者を決定する予定。今回の備蓄米は3月末までに店頭に並ぶ見込みだ。

同省はまた、必要に応じて追加で6万トンを放出する可能性があるとしている。(c)AFP