【3月3日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は2日、ウクライナでの紛争をめぐりロシア寄りになっているとの批判の声が自身に対して上がっていることに関し、ウラジーミル・プーチン大統領に対する懸念を米国は弱める必要があるとの考えを示した。

トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「われわれはプーチンについて懸念する時間を減らし、レイプ目的の移民ギャング団や麻薬王、殺人者、精神科病院から出て来た人々がわが国に入って来ることを懸念する時間に充てるべきだ。そうすれば欧州のようにならなくて済む!」と投稿した。

トランプ氏がプーチン氏寄りの姿勢を見せていることについては、欧州全域や米民主党内で警戒感が広がっており、安全保障上の懸念が強まっている。

トランプ氏批判の急先鋒(せんぽう)の一人、クリス・マーフィー民主党上院議員はCNNに対し、「ホワイトハウスはクレムリン(ロシア大統領府)の一部局になり下がった」と述べ、「米国は独裁者と手を組もうとしているようだ」と指摘した。(c)AFP