ゼレンスキー大統領辞任の必要も 米高官
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【3月3日 AFP】マイク・ウォルツ米大統領補佐官(国家安全保障担当)は2日、CNNテレビの番組で、ロシアとの和平合意達成に向け、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は辞任する必要があるかもしれないとの考えを示した。
ウォルツ氏は「われわれとディール(取引)を結び、最終的にはロシアともディールを締結して戦争を終わらせることが可能な指導者が必要だ」と語った。さらに、「ゼレンスキー大統領の個人的・政治的な動機が、かの国(ウクライナ)での戦闘を終わらせることと懸け離れていると明らかになれば、われわれは本当に問題を抱えることになると思う」とも述べた。
共和党のマイク・ジョンソン下院議長も、ゼレンスキー氏とドナルド・トランプ大統領の会談が物別れに終わったことに触れ、「彼(ゼレンスキー氏)は正気になって感謝の気持ちで交渉の席に戻るか、さもなければ別人が国家指導者となってそれを行う必要がある」と語った。
一方、同党のジェームズ・ランクフォード上院議員はNBCテレビで、ゼレンスキー氏の辞任を求める声が上がっていることについて聞かれたのに対し、「同意しない」と返答。ゼレンスキー氏が辞任した場合、「直ちに和平交渉の担い手を誰にするのか選ばなければならず、ウクライナを混乱に陥れることになると思う」と述べた。(c)AFP