【2月28日 Xinhua News】中国商務部の何亜東(か・あとう)報道官は27日の記者会見で、米通商代表部(USTR)が米国の港湾に入る中国製船舶に対する「入港税」の徴収を提案したことに関し、中国は米国の通商法301条に基づく調査が典型的な一国主義的、保護主義的手法であり、世界貿易機関(WTO)のルールに対する重大な違反であると繰り返し説明しているとして、強烈な不満と断固とした反対を表明した。

 何氏は次のように述べた。米国が頑なに「入港税」を徴収するなら、世界の海運コストを押し上げ、世界の産業チェーン・サプライチェーンの安定を乱すことになる。また、米国内のインフレ圧力を高め、米国商品の世界での競争力を弱め、米国の消費者と企業の利益を損ない、米国の経済と雇用に多くの逆効果をもたらす。中国は米国に対し、事実と多角的ルールを尊重し、過ちを重ねないよう促す。中国は米国の動向を緊密に注視し、あらゆる必要な措置を講じて自国の権益を断固として守る。(c)Xinhua News/AFPBB News