ドナルド皇帝万歳! トランプ支持者の間で切望される非米国的思想
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■ユリウス・カエサル
「国家刷新のための共和党員」と呼ばれる団体のシェーン・トレホ氏は首都ワシントンで開催された保守政治行動会議(CPAC)で記者団に対し、古代ローマの将軍、政治家のユリウス・カエサル(英語読みはジュリアス・シーザー)に言及し、「トランプ氏は、わが国にとってジュリアス・シーザーのような人物だという考えをわれわれは大いに気に入っている」と語った。
トレホ氏の横には、トランプ氏を彫りの深い顔立ちをした若々しい姿で、月桂冠とトーガ(古代ローマ市民が着用した緩やかな外衣)を身に着けたローマ皇帝として描いたポスターが飾られていた。
トレホ氏はさらに、トランプ氏をフランス皇帝ナポレオン・ボナパルトのような人物とも評し、「わが国を破滅から救い、偉大な国」へと導くことができると主張した。
「国家刷新のための共和党員」は連邦議会に対し、憲法を改正して大統領の任期を2期までとする制限を撤廃するよう働き掛けている。
憲法改正を提案した共和党のアンディ・オグルス下院議員(テネシー州選出)はトランプ氏について、「わが国の衰退を反転させ、米国を偉大な国として復活させることのできる現代史上唯一の人物」と評し、ゆえに任期の延長が認められるべきだと主張している。