【2月25日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するメルセデスAMGは24日、今週末にバーレーンで行われる合同テストを前に、2025年シーズンの新型マシン「W16」の画像を公開した。チーム拠点の英ロンドンで前週行われた新シーズンの開幕イベントでは、すでに新車のカラーリングを披露していた。

今季のメルセデスは、通算7度の選手権制覇を誇るルイス・ハミルトンのフェラーリ移籍に伴い、新時代の幕開けとなる。ジョージ・ラッセルのチームメートには、新人のアンドレア・キミ・アントネッリが昇格。リザーブドライバーは、2017年から21年まで正ドライバーだったバルテリ・ボッタスが務める。

昨季はラッセルとハミルトンが2勝ずつ挙げ、チームは2022年以来の勝利を飾ったが、マシンは安定性に欠け、2014年から8連覇したコンストラクターズ選手権ではマクラーレン、フェラーリ、レッドブルに次ぐ4位に終わった。

チーム代表のトト・ヴォルフ氏は、今季は昨季以上に各チームが接戦を繰り広げる厳しいシーズンになると予想し、「ジョージが最も優れたドライバーの一人であることは証明済みだ。彼にふさわしいクルマを提供できれば、ドライバーズ選手権で競うことができる」と期待を寄せた。

ラッセルは「昨年は自分でも最強のシーズンだった」「今季はF1で7年目、メルセデスチームでは4年目となり、年々成長するために努力している。チームとしても、昨季を上回ろうという士気が非常に高まっている」と意欲を示した。

アントネッリもF1デビューに興奮しているとし、「これは素晴らしい機会であり、メルセデスのみんなが自分に寄せてくれた信頼と期待にとても感謝している」と語った。

今季のF1は26日から28日の合同テストを経て、3月16日決勝のオーストラリアGPで開幕する。(c)AFP