【2月24日 AFP】アルペンスキーW杯は23日、イタリアのセストリエーレで女子回転第8戦が行われ、ミカエラ・シフリン(米国)が男女を通じて初となるW杯通算100勝を達成した。

シフリンはズリンカ・リュティッチ(クロアチア)に0.61秒差をつけて自身63回目となるW杯回転の勝利を収めた。米国の同胞ポーラ・モルツァンが3位に入った。

世界選手権でこの種目の金メダルを獲得したカミーユ・ラストは、1本目で転倒して2本目に進めなかった。

シフリンは「みんながとてもやさしくサポートしてくれた。チームメート、他の選手、コーチ、そしてファン、みんなに感謝している」と涙をこらえながら語った。

「きょうは私にとっていろいろなことがうまくいき、他の選手にとってはうまくいかなかった。カミーユはとても速かった…最終的には私もうまくやれた」

シフリンは2023年、スウェーデンのインゲマル・ステンマルクが長く保持していたW杯最多86勝の記録を更新。昨年11月に99勝目を挙げたが、その後にレース中の激しい転倒が原因で腹部に重傷を負い、2か月間競技から離れていたため100勝目はお預けになっていた。(c)AFP