中米は「相互尊重」示すべき 貿易摩擦めぐり中国が主張
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【2月20日 AFP】中国は20日、ドナルド・トランプ米大統領が同国との新たな貿易協定の締結は「可能」だと述べたことを受け、貿易摩擦を乗り越える上で「相互尊重」を示すよう求めた。
トランプ氏は就任後の1か月で、中国を含め、さまざまな同盟国や敵対国に関税引き上げの矛先を向けてきた。
だが、19日には中国との新たな貿易協定の締結は「可能」との考えを示し、既に両国は2020年に「素晴らしい貿易協定」に合意していると付け加えた。
中国外務省の郭嘉昆報道官は20日の定例会見でトランプ氏の発言について問われると、両国は「平等と相互尊重を踏まえた対話と協議を通じて互いの懸念を解消するべきだ」と主張。
「貿易戦争と関税戦争に勝者はいない。世界中の人々の利益を損なうだけだ」とくぎを刺した。
さらに、「わが国は、一方的に関税を引き上げる米国のやり方には断固反対する」と述べ、中国は「自国の正当な利益を断固として守るために必要な措置を講じていく」と付け加えた。(c)AFP