トランプ氏、APは「アメリカ湾」改称受け入れるまで取材制限
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【2月19日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は18日、メキシコ湾の呼称を維持するAP通信に対し、「アメリカ湾」に改名した大統領令に従うまでホワイトハウスでの取材制限を継続する考えを示した。
ホワイトハウスは、APが改称に従っていないとして、同社の記者に対し、大統領執務室への出入りを禁じ、大統領専用機「エアフォースワン」での同行取材からも排除している。
トランプ氏はフロリダ州パームビーチの私邸「マーアーラゴ」での会見で、「(APが)アメリカ湾という表記に同意するまで彼らを締め出すつもりだ」「APは法律に従うことを拒んでいる」と主張。
「今の名称は『アメリカ湾』だ。もう『メキシコ湾』とは呼ばれていない」と続けた。
これに対してAPのジュリー・ペース編集局長は、トランプ政権の方針は、憲法で保障されている言論の自由についてのAPの権利を「明らかに侵害」し、「超党派のニュースをAPに求めている数十億人に多大な不利益を与えている」と批判した。
APは先月、表記に関するガイドラインで、「メキシコ湾は400年以上この名前で呼ばれてきた」とし、トランプ氏の大統領令は「米国内でのみ効力を持つ」ものだと主張。「トランプ氏が選んだ新名称を認めつつ」「世界中にニュースを発信する国際的な報道機関として、APは、地名や地理がすべての読者に分かりやすく伝わるようにする必要がある」と表明した。
ホワイトハウス記者会も、APの取材禁止は「容認できない」と批判。
ユージーン・ダニエルズ会長は、「出版・報道の自由を政府が検閲する試みは、米国民のために公平に仕事をしているジャーナリストに対する抑圧につながりかねない」と主張した。(c)AFP