【2月14日 AFP】マルコ・ルビオ米国務長官は13日、米国の対ウクライナ軍事支援への補償の一環として、ウクライナの鉱物資源に関するディール(取引)成立を期待していると述べた。

ルビオ氏は、保守派のクレイ・トラビス氏とバック・セクストン氏が司会を務めるラジオ番組で、米国はウクライナの長期的な独立に利害関係を有していると主張。

「それは継続的な経済的利益に根差したものでなければならない」「ウクライナの採掘権やあらゆる天然資源に関わる合弁事業など、同国との提携に関する何らかの朗報が近日中にもたらされることを期待している」と述べた。

「その資金の一部は、そこで費やされた数十億ドルを米国の納税者に返済するために使われるだろう」「一部はウクライナに再投資され、これまでに起きたあらゆる破壊からの復興に使われるだろう」と続けた。

トランプ氏は、ロシアが全面侵攻を開始して以来、対ウクライナ軍事支援を批判してきた。だが今月、支援継続の条件として、ウクライナのレアアース(希土類)の利用に関する合意を望んでいることを示唆した。

ウクライナは、航空宇宙産業や電気自動車(EV)産業に不可欠なリチウム、チタンなどの主要資源を有している。(c)AFP