【12月7日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するフェラーリのシャルル・ルクレールは、来季からもう一つのガレージに通算7度の選手権制覇を誇るルイス・ハミルトンが陣取ることについて、「クレイジーなことになるだろう」だと語った。

今週末に行われるシーズン最終戦アブダビGPで、ハミルトンはメルセデスAMGとの輝かしい12年間に終止符を打ち、ルクレールとともに「跳ね馬(フェラーリのシンボル)」のチームに加わる準備をしている。

ルクレールは5日にヤス・マリーナ・サーキットで行われたAFPの取材で、「ルイスと一緒なんてクレイジーなことになるだろう。彼はすごい才能に恵まれたドライバーだから」と話す一方で、「彼はF1で最も成功したドライバーで、同じマシンで彼と競うのは大きな挑戦だ」「ルイスからぜひとも学びたいと思うと同時に、自分が何ができるかも示したい」とも語った。

ルクレールはまた、チーム代表を務めるフランス出身のフレッド・バスール氏の指揮下でフェラーリが進歩を遂げたことに関し、「フレッドは自身の個性を持ち込んでくれた。それをフェラーリのようなチームでやるのは本当に簡単ではない」「フレッドの冷静さは並外れている。それがフェラーリで最も必要とされていたことだと思う」と敬意を示した。

6日にはフリー走行で弟アーサーと共に走行する「一つの夢」を達成したルクレールは、フェラーリの未来が明るいと確信しており、「世界タイトルを獲得するチームがあるとすれば、それはフェラーリだと200パーセント確信している」「自分たちは最高のポジションにいる。それはフレッドをはじめ、チームスタッフや自分たちを強くしてくれる人々のおかげだ」と語った。(c)AFP