【12月4日 Xinhua News】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は3日の記者会見で、中国の専門家が福島沖で採取した海水サンプルが既に中国に到着し、国内の専門研究機関が独立した検査・分析を進めていると明らかにした。

 林報道官は次のように述べた。中日双方の合意に基づき、日本は国際原子力機関(IAEA)の枠組みの下で海洋放出された福島放射能汚染水の長期的な国際監視を受け入れ、中国などの利害関係国による独自のサンプリングと監視を確保することに同意した。

 中国を含む多くの国の専門家は10月中旬、IAEAの手配の下で福島第一原子力発電所の近海に赴き、独自に海水サンプルを採取して現地で密封した。採取されたサンプルは既に中国に到着し、国内の専門研究機関が独立した検査・分析を慎重に進めている。進捗状況は速やかに公表される。(c)Xinhua News/AFPBB News