【10月30日 AFP】イタリア期待の若手アルペンスキーヤー、マティルデ・ロレンツィ(Matilde Lorenzi)選手(19)が、練習中に転倒して死亡した。イタリア冬季スポーツ連盟(FISI)が29日に発表した。

 滑降を得意とするロレンツィ選手は、イタリア北東部での練習中に転倒し、ヘリコプターで近くの病院へ緊急搬送されていたが、帰らぬ人となった。連盟のフラビオ・ローダ(Flavio Roda)会長は「FISIとコーチ、選手、マティルデのチームメート、コーチにとって、言葉にならないほどの悲劇だ」とコメントした。

 10代の新星の死に、イタリア国内と広くスキー界から悲しみの声が寄せられている。

 イタリアのジョルジャ・メローニ(Giorgia Meloni)首相は「深い悲しみ」を、セルジョ・マッタレッラ(Sergio Mattarella)大統領は「心からのお悔やみ」を示した。

 同国のアルペンスキー選手ソフィア・ゴッジア(Sofia Goggia)は、白黒のロレンツィ選手の写真をソーシャルメディアに投稿し、祈りをささげてほしいと短いメッセージを添えた。国際スキー連盟(FIS)も同じ写真を使って追悼した。

 ロレンツィ選手が所属していたイタリア陸軍も哀悼の意を表し、カルミネ・マジエッロ(Carmine Masiello)参謀総長が「全陸軍と私自身を代表し、練習中の痛ましい事故で命を落としたマティルデ・ロレンツィ伍長のご家族と友人に最大の弔意を表したい」と発表した。

 この件を受けて、連盟はトレーニングを含めた代表チームの全活動を停止している。(c)AFP