【10月24日 AFP】男子テニスのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は23日、7度の大会制覇を誇るパリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2024)を欠場すると発表した。このままシーズンを終了する可能性もある。

 今大会で連覇も懸かっていたジョコビッチは「また来年戻ってきたい。自分を見ることを楽しみにしていた人には申し訳ない」とインスタグラムでコメントを発表した。

 ジョコビッチは、年間上位8人で争われるシーズン最終戦のATPファイナルズ(ATP Finals 2024)出場がまだ確定しておらず、現在は出場権争いで6番手につけているが、何人かの選手に抜かれる可能性を残している。

 先日には長年のライバルであるラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が、来月の国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2024)を最後に現役を引退すると表明したが、ジョコビッチはパリ五輪でのツアー1勝にとどまっている今季について「結果の面では過去最悪のレベル」だったとしつつ、ナダルのすぐ後を追うつもりはないとし、来季も現役を続ける意向を示している。

 ジミー・コナーズ(Jimmy Connors、米国)とロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に次ぐツアー通算100勝にもあと1勝まで迫ってもいるが、「自分にとっては死んでも成し遂げたいというような目標ではない。もうキャリアの最大の目標はすべて達成したと思う」「今はとにかくグランドスラムと、どこまで自分の限界を押し上げられるかを考えている」と話している。

 パリ・マスターズは10月28日から11月3日まで行われる。