【10月14日 AFP】24MLBは13日、ナ・リーグの優勝決定シリーズ(NLCS、7回戦制)が開幕し、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)は9-0でニューヨーク・メッツ(New York Mets)に先勝した。

 メッツは千賀滉大(Kodai Senga)が先発したが制球に苦しみ、初回先頭の大谷翔平(Shohei Ohtani)を抑えた後に3者連続で四球を与え、マックス・マンシー(Max Muncy)に満塁から先制の2点適時打を許した。

 2回も先頭のギャビン・ラックス(Gavin Lux)を歩かせると、1死二塁から大谷に強烈な当たりの右前適時打を浴び、わずかアウト四つで降板した。

 ドジャースはその後も4回に大谷の右安打の間などに3点を加点し、6-0とリードを拡大。8回には満塁からムーキー・ベッツ(Mookie Betts)に走者一掃の左二塁打が飛び出し、プレーオフでは球団史上最大得点差となる9-0の大勝を飾った。

 投げては先発のジャック・フラハティ(Jack Flaherty)が7回無失点の圧巻の投球を披露すると、その後も完封リレーで初戦を制した。

 ドジャース投手陣はこれで33回連続無失点とし、1966年にボルティモア・オリオールズ(Baltimore Orioles)がつくったMLB最長記録に並んだ。

 大谷も4回に右フェンス直撃の一打で本拠地ドジャースタジアム(Dodger Stadium)のファンを沸かせた。当初は二塁打と記録されながら、後に単打と失策に訂正されたが、ホームの観客からは毎打席「MVP」コールが起こった。

 大谷は試合後、投手陣について「本当に一人ひとりが素晴らしい仕事をしている。オフェンスにより集中できるような、僕らはオフェンスのことだけを考えていれば大丈夫だという信頼が、チーム全体にある」とたたえた。

 第2戦は14日に再びドジャースのホームで行われる。(c)AFP