【10月13日 AFP】米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・メッツ(New York Mets)の千賀滉大(Kodai Senga)が12日、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)とのナ・リーグ優勝決定シリーズの第1戦先発が決まったことを受け、「行けるところまで思い切り行きたい」と話した。

 千賀は今季のレギュラーシーズン先発はけがのため7月の1回限りだったが、ポストシーズンではフィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)との地区シリーズ第1戦に先発し、2回1失点。チームも6-2で勝利していた。

 メッツのカルロス・メンドーサ(Carlos Mendoza)監督はこの日、千賀が13日に行われるドジャースとのシリーズ初戦でポストシーズン2回目の先発を果たすことを明かし、3回をめどに投げさせると話した。千賀は、求められている役割を全力でこなすことを誓い、「(何回まで投げるかは)終わりと言われたら終わりと思っているので、それまでは自分でそういうのは決めずに、行けるところまで思い切り行きたい」と話した。

 また、大谷翔平(Shohei Ohtani)とムーキー・ベッツ(Mookie Betts)、フレディ・フリーマン(Freddie Freeman)を中心に爆発力を秘めたドジャース打線への対策については、具体的なことは語らず、特に日本人対決として注目を集める大谷への対応については、「ここでしゃべる投手はいないと思います」と答えた。

 ドジャースではジャック・フラハティ(Jack Flaherty)が初戦の先発マウンドを任される。チームはサンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)との地区シリーズで、相手に王手をかけられながら9日の第4戦、11日の第5戦と連勝して逆転突破を果たしている。(c)AFP