中国でロボット料理師が資格を持って勤務に就く
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【10月9日 CGTN Japanese】新しいスタイルの人工知能(AI)イノベーション企業である享刻智能技術(北京)有限公司では7日、資格証を取得したばかりのロボット料理師LAVAが勤務に就き、記者の取材を迎えました。記者はLAVAの仕事を身近に感じることができました。
北京市海淀区市場監督管理局は9月12日、享刻智能公司に北京市初のAIロボットに向けて発行する食品経営許可証を授与しました。それにより、身体性を持つAI分野の先端技術が飲食業に早く応用されることが可能となりました。
AI飲食ロボットから料理ロボットのモデル、さらにAIが飲食業に幅広く応用される段階まで、科学技術が急速に発展する今日、飲食業は未曽有の知能化変革を経ています。
今、使われている単一のミッションを遂行する煎餅菓子(中華風クレープ)製作ロボット、ラーメンをゆでるロボットに比べ、享刻智能公司が研究開発した身体性を持つAIロボットのLAVAは単一の機能に限らず、複数のミッションを遂行する処理能力を身につけています。LAVAは調理時間、食品の風味を自主コントロールでき、自ら学習することを通じて、新メニューの調理方法を生み出します。このほか、LAVAは作業場の環境により、安全リスクや潜在的な危険を判断して警報を出すことができます。
世界中華料理連合会(ECWFCCI)、国際中華料理調理師組織(IMCCWFCCI)の北京地区の王新偉副秘書長は、「初の身体性を持つAIロボットの食品経営許可証の授与は、今後、身体性を持つAI分野の先端技術が早く飲食業に応用され、規模化、ビジネス化、価値の実現が可能となることを意味する。それにより、飲食業のメニューの複数増加、調理師の募集、管理などの難しさを低減し、コストを大幅に削減できる」と見込んでいます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News