ラグビー仏代表2選手のレイプ容疑 棄却を勧告
発信地:ブエノスアイレス/アルゼンチン
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【10月5日 AFP】アルゼンチン検察は4日、南米遠征中に同国の女性をレイプしたとされるラグビーフランス代表選手2人に対する加重レイプの罪の棄却を勧告した。
仏代表のウーゴ・オラドゥ(Hugo Auradou)とオスカル・ジェグ(Oscar Jegou)両容疑者(ともに21)は、試合を行った7月6日夜に39歳の女性を襲ったとして2か月近く拘束された後、先月フランスへの帰国を許可された。
事件が起きたのはアルゼンチンの首都ブエノスアイレスから約1000キロ西のメンドサ(Mendoza)のホテルで、両容疑者は同意の上での性行為だったとして容疑を否認している。
メンドサの検察当局はこの日、両容疑者にかけられていた加重レイプの容疑について、今月18日に予定されている審理で棄却するよう勧告した。
両選手のアルゼンチン人弁護士はAFPの取材で、検察の棄却要請に「満足している」とし、この事件が「無実の人々に対する間違った告発について考え直す警鐘になるはずだ」と述べた。
すでに両選手は、それぞれの所属クラブでトレーニングを再開している。仏リーグ・トップ14のポー(Pau、セクシオン・パロワーズ<Section Paloise>)でプレーするオラドゥは、敵地で臨む5日のペルピニャン(USA Perpignan)戦で先発メンバーに入っている。(c)AFP