妻に薬盛りネットで募った男72人にレイプさせた夫、初公判 妻も出廷
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■事件発覚のきっかけは盗撮
事件発覚のきっかけは、2020年9月にドミニク被告がショッピングセンターで3人の女性のスカートの中を盗撮しているところを警備員に取り押さえられたことだった。
警察がドミニク被告のパソコンを調べたところ、妻の写真と動画数千点が見つかった。妻は明らかに意識がなく、ほとんどは胎児のような姿勢で体を折り曲げていた。
これらの画像は、アビニョンから33キロほど離れた人口6000人の村マザン(Mazan)にあるドミニク被告夫婦の自宅でのレイプ数十件の場面を撮影した時のものとみられている。
捜査当局は「coco.fr」呼ばれるサイトで、ドミニク被告が自宅での妻との性行為の参加者を勧誘するチャットログも発見した。このサイトは警察によって閉鎖された。
ドミニク被告は、妻に強い鎮静剤、主に抗不安薬のテメスタを投与したと自供した。
レイプはドミニク被告夫婦がパリ近郊で暮らしていた2011年に始まり、2年後にマザンに引っ越した後も続いた。
検察によると、ドミニク被告もレイプに加わってその場面を撮影。下劣な言葉を言うよう男たちをけしかけていた。
金銭の授受はなかった。
レイプに加わった男たちの職業はフォークリフト運転士や消防士、社長、ジャーナリストなど。独身者から既婚者、離婚経験者までさまざまで、既婚者の中には周囲に家庭的な父親として知られる男らもいた。ほとんどは1回だけの参加だったが、中には6回レイプに加わった男もいる。