ハリス陣営の大きな鍵となるか、黒人女子学生社交クラブ
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【9月2日 AFP】米大統領選で共和党候補・ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領と対決する民主党候補・カマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領にとって、最大の効果をもたらすのは約40年前、大学時代に所属していた黒人女子学生の社交クラブかもしれない。
米国の大学には、通常は同性の学生同士による会員制のグループが数多くあり、それぞれフラタニティ(男子学生社交クラブ)、ソロリティ(女子学生社交クラブ)と呼ばれる。各社交クラブの名称は、ギリシャ文字の組み合わせで表される。
ハリス氏は伝統的に黒人女子学生が集ってきた社交クラブ「アルファ・カッパ・アルファ(Alpha Kappa Alpha、AKA)」に所属していた。これは全米の36万人の女性と直接つながるネットワークを持つことを意味する。
先ごろ行われた民主党全国大会に出席した同クラブの会員タニア・バハムさんは、「彼女がこのネットワークに何か求めることがあれば、何であれ、私たちはその推進と実現のために協力するつもりです」と語った。
女性と黒人を主要な支持層としている民主党も、この動きに注目している。
社交クラブ自体に党派性はないが、バハムさんのように資金調達や有権者登録に個人的にネットワークを活用しようとする会員は多い。
ルイジアナ州でソーシャルワーカーとして働くバハムさんは「若者や高齢者が確実に登録し、投票所に行けるようにしたい」と語った。