ハリス陣営の大きな鍵となるか、黒人女子学生社交クラブ
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■「隠れた装置」
ハリス氏にとって、AKAや他の黒人学生社交クラブのネットワークは確かに有益だ。だが、11月の大統領選に実際に及ぼす影響を測るのは難しい。社交クラブやその会員は概して口が堅く、AFPが申し込んだ取材を拒否する人々もいた。
ペンシルベニア大学の政治学者ダニエル・ホプキンス(Daniel Hopkins)氏は「社交クラブを通じた動員は害にはならない」が、「4年制大学に通い、そうした組織の会員となっている有権者は米国全体で限られている」と指摘した。
また同氏の研究によると、アフリカ系米国人は圧倒的に民主党の支持者が多いが、近年では若年層や選挙に関心のない層を中心に民主党への支持が減少している。
一方、セントラルフロリダ大学(University of Central Florida)で黒人有権者の動向を研究するアマンダ・ウィルカーソン(Amanda Wilkerson)助教によると、黒人学生社交クラブのような組織は、世論調査やメディアでは無視されがちだが、「隠れた装置」として過去の選挙でも全米および地方規模で組織化を図ってきた。
今年の大統領選は初めての経験ではなく、会員たちは選挙運動に精通しているという。ハリス氏は「このような支援ネットワークを活用できる初めての大統領候補だ」とウィルカーソン氏は言った。「ただし、それはまったく新しいことではない」 (c)AFP/Nicholas ROLL