ガザでポリオワクチンの接種開始 保健当局
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【9月1日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で8月31日、ポリオワクチンの接種が始まった。保健当局者が明らかにした。イスラエルとイスラム組織ハマス(Hamas)は9月1日からの「人道的戦闘休止」で合意しており、援助関係者は、同日から集団接種が本格化するとしている。
ガザでは先月、25年ぶりにポリオの症例が確認された。
ガザ保健当局のプライマリーヘルスケア(PHC)部門責任者は31日、地元職員が国連(UN)やNGOと連携して「きょうからポリオの予防接種キャンペーンを始める」とAFPに語った。
南部ハンユニス(Khan Yunis)の病院では、子どもたちが2回接種のうちの1回目を受けた。
ワクチン接種の対象となるのは、10歳未満の子ども64万人超。
パレスチナの民間サービスを監督するイスラエル国防省の占領地政府活動調整官組織(COGAT)は31日、ワクチン接種はガザ中部と南部、北部でそれぞれ3日間、毎日午前6時から午後2時まで行われると発表した。
一方のパレスチナ保健当局は、ワクチン接種は各地で4日間実施されるとしている。接種会場は主に病院や保健センター、学校で、中部に67、南部に59、北部に33か所設置されるという。(c)AFP