「どこに開くかわからない」 トルコ穀倉地帯で急増する陥没穴
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■陥没穴を観光名所に
一方、陥没穴をチャンスととらえた人もいる。
ジェム・キナイさん(66)は6月、トルコで最も古く、最も有名な陥没穴のそばにある約800年前に建設されたセルジューク(Seljuk)朝の隊商宿跡に、13室の高級ホテルを開業した。
陥没穴は半分ほど水で満たされており、湖のようにも見える。
キナイさんは「われわれは陥没穴の恐怖をポジティブなものに変える必要がある」と言う。
韓国から来たという観光客のキムさんは、陥没穴に魅了された様子で「このようなすごいものを見るのは初めてだ」と感想を述べた。
他方で地元住民のギュミュシュ・ウズンさんは、約60年前にはこの陥没穴の水を羊にやり、服を洗うのに使っていたと祖父から聞いたことがあるとAFPに話した。
当時の水位はもっと高かったみたいだが「今はどんどん下がっている」と説明した。(c)AFP/Fulya OZERKAN