【8月27日 AFP】国際パラリンピック委員会(IPC)は26日、ロシア選手88人が中立旗の下で28日に開幕するパリ・パラリンピックに参加すると発表した。

 IPCのスポークスマンを務めるクレイグ・スペンス(Craig Spence)氏によると、ベラルーシの選手8人も「中立のパラリンピック選手(NPA)」として出場するという。

 2022年にロシアによるウクライナ侵攻が起きて以降、ロシアとベラルーシのパラアスリートは、大半の競技において個人資格での参加を義務づけられている。

 また、十分な成績を収めて出場権を得た個人が大会に招待されるためには、さらにいくつかの条件を設けられるなど、二重のプロセスをクリアする必要があった。

 パリ五輪ではロシアとベラルーシの陸上選手は参加を禁止されたが、世界パラ陸上競技連盟(WPA)は両国選手のパラリンピック参加を容認しており、この点は両大会における大きな違いとなった。

 しかしながら、ロシアとベラルーシの選手は、28日に行われるパラリンピック開会式への参加は認められていない。(c)AFP