【8月19日 AFP】東京都内にある靖国神社(Yasukuni Shrine)で19日、新たな落書きが見つかり、神社側が警察に通報した。同神社では5月にも落書き被害に遭っている。

 NHKが報じた映像には、石柱に中国語で「便所」「くそ」「軍国主義に死を」などと落書きされているのが捉えられている。

 職員はAFPの取材に対し、新たな落書きが見つかったと認めたが、詳細は明らかにしなかった。

 警察は先月、5月下旬に石柱に赤い塗料で「toilet(トイレ)」と落書きしたとして、器物損壊と礼拝所不敬の疑いで都内在住の中国籍の男(29)を逮捕した。他に2人の共犯者がいるとみられている。

 日本が終戦を迎えて79年となった15日には、閣僚3人を含む多数の国会議員が靖国神社を参拝していた。

 戦犯も合祀(ごうし)されている同神社への首相や閣僚による参拝は、特に中国や韓国からの反発を招いている。(c)AFP