名峰マッターホルンで1000メートル滑落、登山者2人死亡 スイス
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【8月17日 AFP】スイスアルプス(Swiss Alps)の名峰マッターホルン(Matterhorn)で登山者2人が1000メートル以上を滑落し死亡した。南西部バリス(Wallis)州の警察が16日、発表した。
警察によると2人は14日早朝、「ヘルンリ稜(Hornli Ridge)ルートを通ってマッターホルンに登る」ために出発したが、始点に戻らなかったため、救助隊に通報が入った。その後、 ヘリコプター運航会社エアー・ツェルマット(Air Zermatt)の偵察機が、マッターホルンの北壁で2人の遺体を発見。検察が滑落した原因を調査している。
地元警察は「2人の登山者が1000メートル以上落下したのは明らかだ」としている。2人の身元についても現在確認中だという。
イタリアとの国境に位置する標高4478メートルのマッターホルンは、スイスの象徴として愛されている。アルプス山脈の中でも上位に入る高峰で、1865年に初登頂された。(c)AFP