米、ドーピング違反を内密処理か 中国が調査要求
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【8月9日 AFP】中国反ドーピング機関(CHINADA)は8日、米国反ドーピング機関(USADA)が薬物検査で失格となった自国選手の競技続行を容認していると報じられたことを受け、USADAへの独立調査を要請した。
7日にロイター通信が報じたところによると、USADAは禁止薬物に陽性反応を示した選手について、他の違反者に関する情報を内密に提供することを条件に処分を科さず、世界反ドーピング機関(WADA)と対立しているという。
WADAはUSADAの手法について、「WADAの世界アンチ・ドーピング規程に真っ向から違反」しており、「スポーツの高潔性を脅かす」ものだと指摘した。
CHINADAも8日、「USADAによる重大な規程違反の隠蔽(いんぺい)に関し、独立調査を強く要請する」と主張。さらに別の声明文で、米国は他国のドーピング疑惑を批判する一方で、自国の問題には「目をつぶっている」として、「ダブルスタンダード(二重基準)」だと指摘した。
中国の競泳選手23人が、2021年東京五輪前のドーピング検査で陽性となりながら五輪出場を認められていたことが4月に報じられて以降、CHINADAとUSADAは非難合戦を繰り広げている。
CHINADAはまた、米国の陸上チームには「組織的」なドーピングの乱用がまん延していると主張。パリ五輪の男子200メートル決勝にも残っているエリヨン・ナイトン(Erriyon Knighton)が3月に禁止薬物に陽性反応を示しながら、汚染肉が原因である可能性が高いと判断され、五輪出場が認められたことに触れた。
CHINADAは、米陸上チームの検査回数を増やすよう要求している。(c)AFP
