【8月8日 AFP】メキシコがクラウディア・シェインバウム(Claudia Sheinbaum)次期大統領の就任式にロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領を招待したのを受け、在メキシコ・ウクライナ大使館は7日、プーチン氏が出席する場合、逮捕するようメキシコ政府に要請した。

 また、10月1日の就任式にウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領が招待されたことに謝意を表した。

 ウクライナ大使館はプーチン氏を「戦争犯罪人」と呼び、「メキシコ政府が国際刑事裁判所(ICC)の逮捕状に従い、前述の者(プーチン氏)をICCに引き渡すと確信している」との声明を出した。

 ICCは2023年3月、ロシアが侵攻中のウクライナからの子どもの連れ去りに関与した戦争犯罪の疑いがあるとして、プーチン氏に逮捕状を出した。

 シェインバウム氏が次期外相に指名したフアン・ラモン・デラフエンテ(Juan Ramon de la Fuente)氏は、大統領就任式には国交を有するすべての国の指導者を招待するのが「標準的な国際儀礼」であり、招待国にはロシアとウクライナも含まれると説明した。(c)AFP