米、同時多発攻撃主犯格らの司法取引破棄
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【8月3日 AFP】米国のロイド・オースティン(Lloyd Austin)国防長官は2日、2001年9月11日の米同時多発攻撃の主犯格とされるパキスタン人のハリド・シェイク・モハメド(Khalid Sheikh Mohammed)被告ら3人の司法取引を破棄した。取引は7月31日に成立が発表されたばかりだった。
オースティン氏は事件を担当するスーザン・エスカリエ(Susan Escallier)氏に宛てた内部文書で、「被告人と公判前合意を結ぶ決定の重要性を考慮し、こうした決定の責任は私にあるべきと考えた」「私はここで、上記の事件についてあなたが2024年7月31日に署名した公判前合意3件を破棄する」と述べた。
米紙ニューヨーク・タイムズによれば、モハメド被告、ワリード・ビンアタシュ(Walid bin Attash)被告、ムスタファ・ハウサウィ(Mustafa al-Hawsawi)被告は、共謀罪を認めて終身刑となるのと引き換えに、死刑を科される可能性もある裁判を免れることで合意。犠牲者遺族の一部から怒りの声が上がっていた。(c)AFP