【8月1日 AFP】イランの首都テヘランで1日、同市で殺害されたイスラム組織ハマス(Hamas)の最高指導者イスマイル・ハニヤ(Ismail Haniyeh)氏の葬儀が執り行われた。

 葬儀を前に、イランの最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師がハニヤ氏のために祈りをささげた。ハニヤ氏の遺体は今後、カタールで埋葬される。

 ハメネイ師は31日、「ハニヤ氏はイランの領土で殉教した。その血に対する復讐(ふくしゅう)はわれわれの義務である」と発言している。

 AFP特派員によると、葬儀が行われたテヘラン市中心部のテヘラン大学(Tehran University)には、ハニヤ氏の写真やパレスチナ旗を手にした人々が葬列の出発を前に多数集まった。

 イラン革命防衛隊(IRGC)は7月31日、ハニヤ氏のテヘランの邸宅が同日午前2時に攻撃を受け、警護員と共にハニヤ氏が死亡したと発表した。

 イスラエルは攻撃についてコメントをしていない。

 一方のイランも、攻撃があった具体的な場所について公式に発表していない。

 葬儀にはマスード・ペゼシュキアン(Masoud Pezeshkian)イラン大統領とIRGC司令官のホセイン・サラミ(Hossein Salami)司令官も出席した。ハニヤ氏は30日のペゼシュキアン氏の大統領就任式に出席するためテヘランを訪れていた。(c)AFP