イスラエル、イエメンのフーシ派支配地域に攻撃 3人死亡
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【7月21日 AFP】イエメンの親イラン武装組織フーシ派(Huthi)は21日、同組織が支配する港湾都市ホデイダ(Hudaydah)をイスラエル軍の戦闘機が前日攻撃し、3人が死亡したと発表した。19日にはフーシ派がイスラエル中部テルアビブに無人機攻撃を実施していた。
専門家によると、昨年10月にパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)でイスラム組織ハマス(Hamas)とイスラエルの戦闘が始まって以降、イスラエルがイエメンを空爆したのは今回が初めて。
フーシ派が運営する保健当局はメディアを通じて、イスラエル軍の空爆で3人が死亡、87人が負傷したと発表。負傷者の大半が重度のやけどを負ったとしている。
フーシ派は19日朝、テルアビブを無人機で攻撃し、民間人1人を殺害。数時間後、イスラエルのヨアブ・ガラント(Yoav Gallant)国防相はフーシ派への報復を宣言した。
イエメン空爆後、ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相はテレビ演説で、「誰であろうとわれわれを攻撃する者は重い代償を支払うことになる」と述べた。
フーシ派トップのモハメド・アブドスラム(Mohammed Abdulsalam)氏はソーシャルメディアで、「燃料貯蔵施設と発電所」がイスラエル軍の標的となったと明らかにした。
フーシ派幹部のムハンマド・ブカイティ(Mohammed al-Bukhaiti)氏は空爆後直ちに、イスラエルへの報復を警告した。(c)AFP