【7月17日 AFP】ベルギーサッカー協会(RBFA)は16日、9月6日に予定されているUEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2024-25)のホームでのイスラエル戦開催を、安全上の懸念から拒否すると発表した。

 試合をめぐっては、すでに首都ブリュッセル市当局が6月、ボードゥアン国王スタジアム(King Baudouin Stadium)では行わないと発表。パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での戦闘が続く中での試合開催は、デモを引き起こす可能性があるため、「この非常にリスクの高い試合を行うことは不可能」としていた。

 他のベルギーの都市も拒否している中、開催場所はまだ決まっていないが、ハンガリーの首都ブダペストが選択肢に浮上している。

 ブリュッセルでは、昨年10月にイスラム過激派によるとみられる銃撃事件でスウェーデン代表のサポーター2人が死亡しており、懸念が高まっていた。

 ネーションズリーグで、ベルギーとイスラエルはフランス、イタリアと同じリーグAのグループA2に入っている。(c)AFP