アタル仏首相が辞任 新内閣樹立までは職務継続
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【7月17日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は16日、ガブリエル・アタル(Gabriel Attal)首相の辞表を受理し、内閣が総辞職した。大統領府(エリゼ宮、Elysee Palace)が同日発表した。アタル氏の内閣は新首相が指名されるまで、暫定内閣として日常的な職務のみ継続する。
今月7日に行われた総選挙決選投票でいずれの陣営も下院の過半数に届かず、その後の連立交渉も難航している。
アタル氏は辞表提出後、民放TF1の番組で、各陣営に連立協議を提案し、新内閣樹立に向けた協定締結を目指す意向だと語った。ただし、自身の続投の可能性は否定した。
一方マクロン氏は閣議で、「数週間」は暫定内閣の長としてとどまるようアタル氏に要請する考えを示した。26日に開幕するパリ五輪閉幕後までを想定しているとみられる。閣議の出席者が明らかにした。(c)AFP/Jurgen Hecker