仏総選挙、左派連合が最大勢力に 極右は失速
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【7月8日 AFP】フランスで7日、国民議会(下院、定数577)総選挙の決選投票が行われ、即日開票された。左派連合が首位に立ち、極右政党、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領率いる中道・与党連合のいずれをも退ける予想外の結果となった。
マクロン氏が先月、解散総選挙に踏み切った後、それまで激しく対立していた社会党、環境政党、共産党、そして強硬左派の「不屈のフランス(LFI)」は左派連合「新人民戦線(NFP)」を結成した。
中道・与党連合は解散前の議席を大幅に減らす見通しだが、予想よりは善戦した。
マリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)氏が事実上率いる極右政党「国民連合(RN)」は、6月30日の第1回投票では圧勝したものの、決選投票では議席が伸びなかった。
大手世論調査会社によれば、予想獲得議席はNFPが177〜198、マクロン氏の与党連合は152〜169、RNは135〜145。
いずれの陣営も過半数議席(289議席)に遠く及ばず、新政権の枠組みは不透明となっている。(c)AFP