授業中望遠鏡で黒板を見るアルビノ生徒が名門・清華大に合格 中国
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【7月16日 CGTN Japanese】中国では毎年6月に大学入試が行われ、7月中旬に合格が発表されます。このほど、先天性の遺伝子の病気である眼皮膚白皮症(アルビノ)の男子生徒・張芸瑄さんが、688点という高得点で北京の名門大学の清華大学に合格し、注目されています。
中国東部山東省荷沢市の張さんは、皮膚が日光に敏感で日焼けしやすいほか、視力障害も深刻で、「授業では望遠鏡を使わなければ黒板の文字が見えない。いくつかの望遠鏡を試してようやく使いやすいものを見つけた。読書の際にも拡大鏡が欠かせない」といいます。
張さんは、視力障害のため勉強においてより多くの努力が欠かせませんが、困難に直面しても楽観的な考えを持ち続けています。張さんの母親によると、健常者と同じように接し、人の多い場所によく連れて行っているので、明るい性格だということです。
目標とする大学に合格した張さんの将来の抱負は「数学の分野でブレークスルーを起こし、自分の努力によって社会と国の発展に資する成果を上げること」です。
ネットでは「頑張ってください。あなたがますます立派になられると信じています」「より大きな世界があなたを待っています」などと激励の声が寄せられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News