【6月23日 AFP】パレスチナ自治区ガザ(Gaza)市で22日、イスラエル軍の空爆で少なくとも24人が死亡した。ガザ(Gaza Strip)の保健当局が発表した。

 これに先立ち、保健当局は同日、過去48時間で少なくとも120人が空爆で死亡したとしていた。

 ガザの民間防衛当局の広報担当者はAFPに対し、アルトゥファ(Al-Tuffah)地区で家屋が空爆を受け、少なくとも20人が死亡、アルシャティ(Al-Shati)難民キャンプでも4人が亡くなったと語った。

 アルシャティ難民キャンプで空爆を目撃した人は、人々はいつも通りの生活を送っていたが、突然、空爆により「一帯が壊滅した」と話した。

 アルトゥファ地区ではがれきの中、男性たちがロバにひかせた荷車で遺体を運び出していた。

 イスラエル軍は、ガザ市にある「ハマス(Hamas)の軍事インフラ施設2か所」を戦闘機で攻撃中としていた。

 前日には赤十字国際委員会(ICRC)が、ガザの事務所が砲撃を受けて損壊し、22人が死亡したと発表。これを受けて欧州連合(EU)のジョセップ・ボレル(Josep Borrell)外交安全保障上級代表(外相)は22日、「独立調査」の実施を求めた。(c)AFP