【6月22日 AFP】赤十字国際委員会(ICRC)は、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)にある事務所が21日に砲撃で「損壊」し、敷地周辺に避難していた少なくとも22人が死亡したと明らかにした。

 ICRCはX(旧ツイッター)で、「21日午後、赤十字国際委員会の事務所と住居から数メートルの距離に大口径の発射体が着弾」し、「事務所の建物が損壊した」と発表した。同事務所の周辺では数百人の避難民がテント生活を送っている。

 ICRCは誰が砲撃したかについては明言していないが、「われわれの建物については、紛争当事者は位置を把握しており、赤十字の紋章もはっきりと掲げられている。こうした人道施設のすぐそばへの砲撃は、一般市民と赤十字職員の生命を危険にさらす」と非難した。

 砲撃の後、22人の遺体と45人の負傷者は付近にある赤十字(Red Cross)の野戦病院に搬送され、「これ以外にも死傷者がいるとの報告」があったとしている。(c)AFP