赤十字、パレスチナ人遺体搬送への関与否定 イスラエルが返還
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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【12月30日 AFP】赤十字(Red Cross)は29日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で死亡したパレスチナ人80人の遺体をガザ側に返還した際、搬送に同組織が関与したとの報道を否定した。
イスラム組織ハマス(Hamas)関係者は26日、ガザで死亡したパレスチナ人80人の遺体をイスラエルから返還されたと明らかにした。イスラエルは人質の遺体が含まれていないかを確認するため、遺体を安置所や墓地から持ち去っていたという。
関係者はこの時、赤十字を通じてハマス当局に返還されたと主張した。ハマス当局は返還された遺体を集団墓地に埋葬した。
赤十字は声明で「われわれは赤十字国際委員会(ICRC)が、最近行われたイスラエルからガザへの遺体搬送に関与したとの報道は把握している」とした上で、「われわれはどの段階においてもこの作戦に関与していない」と主張した。
イスラエル軍は本件についてコメントしていない。(c)AFP