【6月15日 AFP】米人気歌手テイラー・スウィフト(Taylor Swift)の「ジ・エラズ・ツアー(The Eras Tour)」の英スコットランド公演で、熱狂して踊るファンによる揺れが会場から6キロ離れた地点で観測された。英地質調査所(British Geological SurveyBGS)が13日、明らかにした。

 エディンバラで今月7~9日に行われた3公演では、20万人以上のファンを動員。各公演は、スコットランドのスタジアム・コンサートとして史上最多の観客動員数を更新した。

 BGSの観測によれば、各公演で最も揺れが大きかったのは、ファンの間で人気が高い楽曲「Ready For It? 」と「Cruel Summer」、そして「Champagne Problems」の演奏中だった。

 特に「Ready for It? 」で観客が発生した振動による電力は約80キロワットで、車のバッテリー約6000個分に相当するという。

 スウィフトのコンサートで揺れが観測されるのは今回が初めてではなく、地質学者によれば、昨年7月の米ワシントン州シアトル(Seattle)での公演ではマグニチュード(M)2.3の地震に匹敵する揺れが発生した。(c)AFP