マクロン仏大統領「犠牲の精神」を称賛 ノルマンディー作戦80年式典始まる
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【6月6日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は5日、北西部ブルターニュ(Brittany)地域圏で始まったノルマンディー(Normandy)上陸作戦から80年を記念する行事に参加し、第2次世界大戦(World War II)で欧州をナチス・ドイツ(Nazi)の支配から解放した兵士らの「犠牲の精神」をたたえた。7日まで各種行事が行われ、マクロン氏はその間にジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領やチャールズ英国王(King Charles III)らと会談する予定。
最大のイベントは6日、1944年6月6日(Dデー〈D-Day〉)に連合軍が上陸したノルマンディーの海岸で行われる。バイデン氏、チャールズ国王のほか、カナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相らが当時の連合国の代表として列席。作戦に従事した生存者約200人も招待されている。
ロシアの侵攻を受けるウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領も出席する。ロシア政府当局者は招待されていない。
マクロン氏はこの日の演説で、今日の若者も「先人同様の犠牲の精神を発揮してくれる」ものと確信していると述べた。
バイデン氏はこの日すでにパリに到着。ジェイク・サリバン(Jake Sullivan)大統領補佐官は同行記者団に、大統領はゼレンスキー氏と会談し、「支援の継続と深化」を伝える見通しだと語った。(c)AFP/Francesco Fontemaggi with Aurelia End and Stuart Williams in Paris