【6月3日 AFP】太平洋赤道域の海面水温が平年より低い状態となるラニーニャ(La Nina)現象が近く発生し、何か月も続いてきた記録的な世界の気温の高さが緩和される見通しであることが分かった。世界気象機関(WMO)が3日、発表した。

 WMOの最新情報によると、エルニーニョ現象の「終わりの兆し」が出ており、数か月以内に影響が感じられるようになるという。

 一方で世界の気温は、人間の活動の影響で、長期的には上昇を続けると見込みだと指摘した。

 WMOは7~9月にラニーニャ現象が発生する確率は「60%」で、8~11月に発生する確率が「70%」としている。

 エルニーニョが再び発生する確率は無視できる程度だという。(c)AFP/Christophe VOGT