【5月24日 AFP】フランス内務省は23日、南西部ボルドー(Bordeaux)で行われるパリ五輪の聖火リレー中に暴力行為を計画した26歳の男を逮捕したと発表した。

 男は2014年に米カリフォルニア州で起きた銃乱射事件に関連した投稿が過激派監視機関に検知されて捜査対象となり、21日に逮捕され、23日に当局が陰謀の容疑で予審開始を決定した。

 男は司法当局の監視下に置かれるが釈放されており、勾留継続を求めていた検察側は、決定に意義を申し立てるとしている。

 関係者によれば、男は警察留置中に襲撃の実行を計画していたことを認めたが、検察は「五輪トーチ(リレー)への言及はなかった」としている。警察はボルドー郊外にある男の自宅で、「リボルバー、ゴム弾銃、携帯電話数台、パソコン1台」を押収した。

 7月26日の開幕に向けてフランス全土を回る聖火リレーは、全行程において厳重警備が敷かれている中で、23日にボルドーを通過した。(c)AFP