【5月11日 AFP】サッカーイタリア・セリエB(2部)のコモ(Como 1907)は10日、ホームで迎えたコゼンツァ(Cosenza)との最終節を1-1で引き分けた結果、2位が確定して2002-03シーズン以来のセリエA復帰が決まった。

 コモは現在、イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)でプレーした元スター選手のセスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)氏とティエリ・アンリ(Thierry Henry)氏が少数株主で、最高経営責任者(CEO)は元チェルシー(Chelsea)のデニス・ワイズ(Dennis Wise)氏が務めている。

 コモは約20年前にセリエAから降格して以降、破産を繰り返して下部リーグに低迷。セリエCに戻ってきたのは2019-20シーズンだったが、その後はインドネシアの大手たばこ製造企業ジャルム(Djarum)による出資を受け、一気にディビジョンを駆け上がった。

 セリエBでは今月はじめにパルマ(Parma FC)がセリエA復帰を決めており、3番目の昇格チームは、ベネツィアFC(Venezia FC)やサンプドリア(Sampdoria)を含む3位から8位までのクラブによるプレーオフで決定する。(c)AFP