【5月4日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)は3日、ダービン・ハム(Darvin Ham)ヘッドコーチ(HC)の解任を発表した。

 ハムHCはレイカーズでの2季で通算90勝74敗を記録した一方で、プレーオフでは昨季のウエスタンカンファレンス決勝でデンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)に4連敗を喫し、今季も昨季王者ナゲッツの前に1回戦で敗退した。

 ハム氏は2022年6月にレイカーズHCに就任し、1年目の22-23シーズン序盤は苦戦したものの、八村塁(Rui Hachimura)とディアンジェロ・ラッセル(D'Angelo Russell)をサポート役に加えて中盤から挽回し、チームをプレーオフに導いた。

 今季のレイカーズはインシーズン・トーナメントの初代王者に輝くなど、レギュラーシーズン通算47勝35敗を記録した。

 レイカーズはハム氏の後任問題に加え、通算4度のシーズン最優秀選手(MVP)を誇るチームの大黒柱で、来季契約のオプトアウト権を持つレブロン・ジェームズ(LeBron James)の去就も不透明な状況となっている。

 ジェームズは先日、自身の進退については現時点で不明だとSNSにつづっているが、かねて来季は長男ブロニー(Bronny James)とプレーしたいと発言している。ブロニーは来月のNBAドラフトへのエントリーを表明している。

 ジェームズは今季71試合に出場し、1試合平均でチーム最多の25.7得点、8.3アシスト、7.3リバウンド、1.3スティールを記録するなど、39歳という年齢にして強力な戦力となっている。(c)AFP