キルデとシフリンが婚約 アルペンスキー界の黄金カップル
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【4月6日 AFP】アルペンスキー界の黄金カップル、W杯元男子総合王者のアレクサンデル・オーモット・キルデ(Aleksander Aamodt Kilde、ノルウェー)と通算5度の女子総合優勝を誇るミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin、米国)が婚約したことが、5日に発表された。二人は2021年から交際しており、キルデのプロポーズにシフリンが「イエス」と答えたという。
31歳のキルデはこの日、シフリンに指輪を渡してプロポーズする瞬間の写真をインスタグラムに投稿した。ノルウェーの国営テレビNRKの取材で、選手生命が絶たれる可能性があった恐ろしい事故からの復帰を明かした際にも、はしゃいで大喜びする様子を見せていた。
2020年のW杯で総合優勝を果たしているキルデは、スイス・ヴェンゲン(Wengen)で行われた1月13日の滑降で激しくクラッシュし、右ふくらはぎにはひどい切り傷と神経損傷、右肩には脱臼と深刻な裂傷を負った。
NRKのインタビューでは、けがで離脱していた期間について「たくさんの浮き沈みがあったのは間違いないけれど、うれしい出来事の一つは自分の家族や、とりわけミカエラに関することだ」と振り返ったキルデ。「(オーストリアの)インスブルック(Innsbruck)で入院してたとき、その時がきたと自分に言い聞かせた」といい、「電話を取って指輪を注文した。こうして、今は婚約中だ」と明かした。
冬季五輪で2個の金メダルに輝いている29歳のシフリンも、1月下旬にクラッシュし、通算6度目のW杯総合優勝を目指している中で、約1か月半の離脱を余儀なくされた。それでも3月中旬に復帰を果たすと、W杯通算97勝中60勝を記録している得意の回転で種目別優勝を達成した。(c)AFP