【1月27日 AFP】23-24アルペンスキーW杯は26日、イタリアのコルティナダンペッツォ(Cortina d'Ampezzo)で女子滑降第4戦が行われ、ミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin、米国)は激しいクラッシュで左脚を負傷したものの、「幸いにも最悪の事態」を免れた。

 昨季総合優勝を果たしたシフリンは、オリンピア・デッレ・トファーネ(Olympia delle Tofane)の最も難しいターンの一つの手前でジャンプした際にバランスを崩し、そのままコース脇のネットに突っ込んだ。

 医療チームが到着するまでその場にうずくまっていたシフリンは、立ち上がった際に左脚で体重を支えきれず、ポールを使いながらゲレンデを後にした。実際にヘリで搬送されるまで、レースは20分以上にわたって中断した。

 これがシーズン2度目の滑降だったシフリンは、左脚に大きく包帯が巻かれた自身の画像をX(旧ツイッター)に投稿し、「現時点では日々様子を見ていくだけ。さらなる情報やアップデートは、詳しいことが分かったらシェアする。本当に幸いにも最悪の事態にはなっていないけれど、今はかなり痛みがある」とつづった。

「今週末のレースはもう滑れないし、(30日の)クロンプラッツ(Kronplatz)大会も出られない。その先についても、今は話すことが難しい」

 総合優勝5回を誇るシフリンは、昨年12月に行われた滑降第2戦を含め今季すでに7勝を挙げており、最多となるW杯通算95勝を記録している。(c)AFP