【3月11日 AFP】23-24アルペンスキーW杯は10日、スウェーデン・オーレ(Are)で女子回転第10戦が行われ、負傷により6週間ぶりの復帰となったミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin、米国)が優勝を飾り、通算8度目の種目別優勝を果たした。

 今年1月に激しいクラッシュを起こして膝と足首を負傷し、戦線を離脱していたシフリンは、2本目で見事な滑りを見せて2位のズリンカ・リュティッチ(Zrinka Ljutic、クロアチア)に2本合計で1秒24差をつけ、W杯通算96勝目を挙げた。3位にはミシェル・ギザン(Michelle Gisin、スイス)が続いた。

 種目別争いでは、2位につけるペトラ・ブルホバ(Petra Vlhova、スロバキア)がすでに負傷でシーズンを終えており、数字上では3位のレナ・デュール(Lena Duerr、ドイツ)のみがシフリンに追いつける状況となっていたが、デュールはこの日4位に終わった。

 今季の女子回転が残り1戦となる中、シフリンは730ポイントで種目別優勝が確定。ブルホバが225ポイント差の2位、デュールはそこから13ポイント差の3位となっている。

 シフリンは8日、今季終了まで滑降とスーパー大回転には出場しない意向を示しており、通算6度目となる総合優勝は不可能となっている。(c)AFP