ロシア政府、仏大統領のパリ五輪妨害説に反発
発信地:モスクワ/ロシア
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【4月6日 AFP】ロシア政府は5日、同国が偽情報を拡散してパリ五輪の妨害を画策しているとのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領の発言に対し、「容認できない」と反発した。
マクロン大統領は4日、フランスの五輪開催は不可能で大会が危機にひんしているという説をモスクワ側が広めようとしていると語っていた。
これを受けて、ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は、「何の根拠もない告発だ」と反発。発言は「全く容認できない行為」であり、「十分な証拠によって裏付けられていない」西側のいつもの告発であると主張した。
西側諸国は以前から、ロシアが偽情報キャンペーンを繰り広げ、特にオンラインメディア分野を利用して不安の種をばらまこうとしていると非難してきた。
仏政府はここ数か月間においても、ロシアがウクライナへの侵攻を正当化するためのシナリオをソーシャルメディアや新クレムリン派のメディアに流し込み、世論を操作しようとしていると批判している。(c)AFP