【3月20日 AFP】世界各国を「幸福度」で順位付けした国連(UN)の「世界幸福度報告書(World Happiness Report)」の最新版が20日公表され、フィンランドが7年連続で1位となった。

 143か国中、北欧諸国のデンマークは2位、アイスランド3位、スウェーデンが4位となった。

 一方、米国とドイツは初めて20位圏外となり、それぞれ23位と24位となった。

 報告書は、大国が上位に入りにくくなったとし、「上位10か国のうち、人口1500万人を超える国はオランダとオーストラリアのみで、上位20か国で3000万人超の国はカナダと英国のみ」と指摘した。

 連続最下位となったのはアフガニスタンだ。同国は2021年の米軍撤退に伴うイスラム主義組織タリバン(Taliban)の政権復帰により人道的危機が強まっている。

 報告書は2012年から公表されている。1人当たりの国内総生産(GDP)や健康寿命、社会的支援、選択の自由度、他者への寛容さ、腐敗の認識の6項目について、自身の幸福度を0から10までの段階で国民に評価してもらい、過去3年間の平均値を基に算定している。(c)AFP