【3月14日 CGTN Japanese】中国航天科技集団(CASC)によると、商用宇宙飛行市場の需要に応えるため、中国は4メートル級と5メートル級の再使用型ロケットの開発に取り組んでおり、それぞれ2025年と2026年に初飛行を行う予定です。

 再使用型ロケットは未来の宇宙探査における重要な手段の一つとして、低コスト、高効率、技術的難易度の高さ、環境への優しさという特徴を持っています。情報によると、中国は現在、再使用型ロケットの垂直離着陸と空中静止実験を終え、コア技術の面でブレイクスルーを果たし、4メートル級と5メートル級再使用型ロケットの研究開発を加速しています。

 従来の1回のみ使用できるロケットに比べ、再使用型ロケットには4種類のコア技術が導入されました。まず、ロケットが帰還時に正確な場所に戻れる技術、第二はロケットが着陸し回収する際の安定性の保持技術、第三は再使用の条件を満たす技術、最後はロケットのメンテナンスに要する時間を短縮する技術です。

 現在、中国の商用宇宙飛行は急速な発展段階に入っています。先だって発表された「中国航天科学技術活動青書(2023)」によれば、中国は2023年に26回の商用打上げを行い、成功率は96%に達しました。また、研究開発して打上げた商用衛星は120基に上り、年間総打上げ回数の54%を占めたということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News